3. PC にファイルを展開
パソコンにtDiaryとblexなどのプラグインのファイルを展開します。
サーバーに簡単にアップロードできるように、パソコンにtDiaryに必要なファイルを展開します。 パソコンで動作するWEBサーバー(an httpdなど)をインストールすれば、パソコン上でtDiaryを起動し、テストすることもできます。
インストールの方針とファイルを展開する場所は、インストールの概要をご覧ください。
tDiary本体のファイル展開
tDiary 3.1.3であれば、フォルダ名「tdiary3xx」を「tdiary313」に読み替えてください。
(1) tdiary fullの内容をコピー
d:\usr\local\share\tdiary3xx にコピー。
(2) blogkitのスタイルファイルをコピー (wikiスタイルの場合)
blogkitの tdiary\blog_style.rb と tdiary\blogwiki_style.rb を、 d:\usr\local\share\tdiary3xx\tdiary\ にコピーします。
(3) themeをコピー
使用するテーマをコピーします。 blogkitのテーマを使用する場合は、blogkitの theme\blog\ をフォルダごと、 d:\usr\local\share\tdiary3xx\theme\blog\ としてコピーします。
blexでは、gustavを使用しています。theme\gustav\もコピーしておきます。
サーバーでは、OSのリンク機能(ln)を使用して、各サイトのテーマフォルダを共通フォルダにリンクして使用します。 リンク機能を使用しないのであれば、サイトの起動フォルダ内のthemeに、それぞれコピーします。
パソコンでテスト的にtDiaryを起動する場合、リンク機能が使用できないため、サイトの起動フォルダに直接コピーします。
(4) blogkitのpluginをコピー
blogkitの plugin\ の内容を、 d:\usr\local\share\tdiary3xx\misc\plugin\ 内にコピー。
他のプラグインを使用する場合は、ダウンロードして、theme\gustav\ にコピーします。 言語フォルダ(ja)があれば、それも忘れずにコピーしておきます。
(5) 共通 theme と js の使うためのプラグイン作成
tDiaryの更新の場合は、既存の change_url.rb をコピーします。 blexのファイルキットにも同じファイルがありますので、そのままコピーしてもOKです。
# change_url.rb def theme_url '/theme' end def js_url '/js' end
d:\usr\local\share\tdiary3xx\plugin\ に保管します。
blexファイルのコピー
blexを使用しない場合は必要ありません。 blexのファイルを展開します。
起動フォルダ(/home/hoge/html/)にコピーし、編集
(1) htmlフォルダの内容を、起動フォルダにコピーします。
次のファイルを起動フォルダにコピーします。 これらはサイト内容に応じて、内容の編集が必要です。 使用時は index.rb-sample などの最後の -sample を取り除いくか、同等の内容を作成してください。
- 起動ページ index.rb
- 管理ページ update.rb
- ユーザー毎の個別設定 tdiary.conf
blexでは、起動フォルダのindex.rb, update.rbに最小限の設定を記入し、システムフォルダのプログラム本体を呼び出しています。
- dot.htaccess
アクセスを管理するためのファイルです。 ダウンロードしておきます。 修正方法は、サーバーへのアップロードのページで説明します。
- パソコンとスマートフォン用のスタイル style.css
- 携帯電話用のスタイル mobile.css
実験的に個別のテーマファイルを読み込むようにしています。 必要であれば、これらのファイルをコピーしたり、内容を編集して使用ください。 内容は作成途中のものです。
(2) index.rb を編集します。
html下のindex.rbから、共通のtDiaryのindex.br(実際はその改造版のblex-index.rb)をコールします。
システムフォルダとデータフォルダのフォルダ(パス)の指定、メニューの指定、トップ表示するカテゴリ(または日付)などを追加します。
index.rb の例:
#!/usr/bin/env ruby # -*- coding: utf-8; -*- # # index.rb # BLEX_MENU =<<EOT TOP index お知らせ 利用案内 サイト情報 個人情報 お問い合わせ 検索 最新 *LATEST* システム system リリース tDiary blex blexのインストール plugin ⇒HOME(kohashi.org)に戻る ../ EOT $blex_start = 'index' $blex_label = 'TOP' DATA_PATH = "/home/hoge/data/dev" TDIARY_PATH = '/usr/local/share/tdiary313' require "#{TDIARY_PATH}/blex-index"
DATA_PATH にシステムフォルダを TDIARY_PATH にデータフォルダを指定します。
BLEX_MENU にメニューを設定します。詳細は ⇒メニューの設定
- 一行にひとつのメニューを指定します。
- 最初の文字が、メニューのタブに表示されます。
- 次の文字が、親カテゴリ名です。直接URL指定するために英文が便利です。
- 「*LATEST*」は、特別な表記で、タイトル一覧を指定します。
- 3文字以降は、親カテゴリに含む子カテゴリを意味します。
URLのみを指定したときに、スタートページ(特定のカテゴリのページ)を表示したい場合は、$blex_startにカテゴリ名や記事・日記の日付を記入します。 $blex_labelは、スタートページの別名になります。($start_labelは変更する可能性あり)
(3) update.rb を編集します。
メニュー以外の設定を記入します。
update.rbの例:
#!/usr/bin/env ruby # -*- coding: utf-8; -*- # ### update.rb # DATA_PATH = "/home/hoge/data/dev" TDIARY_PATH = '/usr/local/share/tdiary313' require "#{TDIARY_PATH}/update"
(4) tdiary.conf を編集します。
サイト個別の設定をこのファイルに記入します。 記入方法は、一般のtDiaryと同じです。
共通の設定内容は、システムフォルダのshared.confに設定します。
システムフォルダにコピーします。
blexを使用する場合は、htmlフォルダ以外の内容を、システムフォルダにコピーします。
blex-index.rb shared.conf misc/plugin/ 20blog-category.rb 40blex-blog_extender.rb title_tag_blex.rb plugin/ change_url.rb ※前に説明 theme/ blex-adapter.css
その他のファイルのコピー
使用時は、オリジナルのファイルに-orgなどの名前を付けてバックアップし、 ダウンロードキットの各ファイル名の最後の -blex を取り除いてください。
skel/ diary.rhtml (*1) i.day.rhtml (*2) i.diary.rhtml (*2) i.latest.rhtml (*2) tdiary/ blogwiki_style.rb (*3)
次のようにしたい場合は、同様にコピーします。
(*1)コメントを非表示でコメント関係を完全に表示したくない場合 ※詳細⇒コメントを非表示
(*2)携帯電話の表示方法の変更。 mobile.cssを参照する、メニューを追加する、latestモードでタイトル一覧を表示する など。 ※詳細⇒携帯電話を拡張
(*3)blox wiki スタイルの "Read more"を「続きを読む...」にしたい場合 ※詳細⇒ReadMoreを変更
共通の設定ファイル shared.conf の編集
blex同梱の shared.conf を更新して使用します。 または、blokgkitの tdiary.conf.sample_jaを共通の設定ファイルとして、 d:\usr\local\share\tdiary3xx\に shared.conf としてコピーします。
blexの設定の詳細⇒blexの設定
blexを使用しないが、tDiaryのプログラム部分を共通に使用したい場合
起動フォルダのindex.rb, update.rbから、システムフォルダのindex.rb, update.rbを呼び出すことで実現できます。 blexのindex.rbなどをご覧いただければ理解できると思いますので、説明は省略します。
パソコンで起動し、動作テストする場合
an httpdなどのwindows用WEBサーバーを使用して、パソコン上でtDiaryをテスト稼働する場合、少し追加の設定が必要になります。
theme のコピー
サーバーのようにリンク機能(ln)を使用できないため、themeフォルダを起動フォルダの中にコピーします。 自分で作成したthemeは、文字コードが utf-8 であることを確認します。
テスト用にコピーするべき必要最低限の内容
base.css conf.css conf.block.png help.css default\ gustav\ を、d:\home\hoge\html\theme\ にコピー
javascript(js) のコピー
これもリンク機能がないため、直接コピーします。
d:\home\hoge\html\js\ にコピー。
アクセス権の設定 dot.htpasswd
ローカルPC上の環境は、一時的なテスト環境のため、アクセス権の設定はしません。 無論、LAN内、外部からの不適切なアクセスがないことが安全上の前提条件です。
キャッシュ削除
tDiaryやrubyのバージョンアップの場合、互換性に起因するエラーを防止するため、データディレクトリにあるcacheディレクトリを丸ごと削除します。
tDiaryの起動
WEBサーバーが稼働している状態で、問題がなければ、起動します。 tDiaryの設定メニューからいろいろと設定し、動作確認します。