1. tDiaryとblexのインストールの概要
tDiaryとblexのインストールの概要
記載したインストール方法は、自分の環境の場合です。 他の環境やバージョンの違いにより異なる場合があります。 パソコンやサーバーのことが理解できない方も、実行しないでください。
tDiary本体のインストール方法は、tDiaryの公式サイト、rubyの公式サイトを参照ください。
はじめに
インターネットでサーバーを稼動させることは、店舗を開店することに似ています。 サーバーはショップであり、ホームページを見にくる人がお客様です。
本物のショップと同様に防犯対策も必要です。 サーバーの安全な運用とセキュリティについては、いろいろな書籍や情報提供しているサイトで確認ください。
インストールの方針
- ひとつのtDiaryのシステムを複数のホームページで共通利用することにします。
- Windows系のパソコンでテストし、その後に、linux系のサーバーにアップロードし、本番稼動することとします。
- tDiaryのバージョン毎にインストール先を変えることにします。
このような方針とすることで、最新版へ安心して更新でき、サイト内にtDiaryのマイクロサイトを簡単に追加できるようになります。
環境
システムをインストールするフォルダを決めます。 テストやアップロードを簡単にできるよう、パソコンとサーバーで同じ場所にします。 なお、パソコン上では、windowsのシステムフォルダ(c:ドライブ)と混同しないように、 d:ドライブ にインストールしています。
また、バージョンにより使い分けができるように、バージョン毎にフォルダを作成します。 tDiary 3.1.3であれば、フォルダ名「tdiary3xx」を「tdiary313」に読み替えてください。
tdiaryのシステムフォルダ
tdiaryプログラムをインストールする場所です。
パソコン d:\usr\local\share\tdiary3xx サーバー /usr/local/share/tdiary3xx
注意: サーバーへのアクセス権が限定的な場合は、自分のhtml以下にインストールします。
ssh telnetなど(ftpに非ず)でログインすることができない場合も、tDiaryを/usr/localなどにインストールすることはできません。 その場合は、tDiaryの説明にあるように、htmlのルートフォルダ(例 /home/hoge/html/)の中にインストールします。 あるいは、自分で管理できるフォルダ(例 /home/hoge/)に適当なフォルダ(例 cgi/)を作成し、システムフォルダ(例 /home/hoge/cgi/tdiary3xx)とします。
tdiaryの起動フォルダ
tdiaryの起動したときのホームとなる場所であり、tdiaryの起動プログラムを置く場所です。
パソコン d:\home\hoge\html\ サーバー /home/hoge/html/
例: このサイトでは、次のような設定になっています。(実際は少し違う)
kohashi.orgの起動フォルダ /home/hoge/html/ kohashi.org内のマイクロサイトdevの起動フォルダ /home/hoge/html/dev/
tdiaryのデータフォルダ
tdiaryの記事や日記のデータ、キャッシュが保管される場所です。
パソコン d:\home\hoge\data\blog サーバー /home/hoge/data/blog
例: このサイトでは、次のような設定になっています。(実際は少し違う)
kohashi.orgのデータフォルダ /home/hoge/data/koh kohashi.org内のマイクロサイトdevのデータフォルダ /home/hoge/data/dev/
ruby
linux系サーバーとパソコンは同じバージョン(1.9.2など)にします。
rubyのダウンロード ⇒ 公式サイト
webサーバー
パソコンでは、an httpdを稼働させ、テストします。
an httpdのダウンロード ⇒ 公式サイト
インストールの手順
パソコン(PC)でテスト稼働し、問題がないことを確認して、linux系のサーバーにアップロードすることにします。 具体的には、以下の手順を取ります。
ダウンロード ⇒ ダウンロード
必要なファイルをダウンロードします。
パソコンへのrubyのインストール
ruby 1.9.2以降をインストールします。 ~説明は省略~
動作確認を行う場合は、WEBサーバー (an httpd) のインストールも必要です。
テスト用のパソコン(PC)へファイルを展開します ⇒ PCにファイルを展開
tDiaryのファイルを展開します。
- tDiaryの本体、テーマ、プラグインなどのファイルを展開(あるいはバージョンアップ)します。
- tDiaryの設定ファイルを編集します。
- 動作確認を行う場合は、起動し、動作確認します。
サーバーへのrubyのインストール
ruby 1.9.2以降をインストールします。 ~説明は省略~
サーバーへのファイルのアップロード ⇒ サーバーにアップロード
パソコンからサーバーにアップロードします。