キヤノン 2015年にデジカメ工場を無人化
本日(2015-05-14)の日経の報道によると、キヤノンがデジタルカメラの生産工場を無人化とある。 国内の部品会社との連携強化、人件費が高騰(2015年には米国と拮抗との予測も)・不安定要素を抱える中国工場からの脱却と、競争力の向上に期待したい。
一般職工(高度な技術を持つ)の人件費の削減には違いない。 しかし、海外に拠点を移すメーカーに比べれば、「がんばれ日本」に貢献していることは間違いない。
プレスリリースではない。
プレスリリースを調べてみても、掲載がない。(後日掲載される可能性はあるが)
ということは、例の日経記者の取材に基づくものか。 例と書いたのは、誤報も多々ある日経という含み。
キーワードとなるのが、マシンセル。
キヤノンが2009年から導入したセル方式、一人の職工が組み立てから完成までを担うアセンブリ方法、の精密部品組み立てを自動化したマシンセル方式を拡張するという。
別のソースによると、最近の自動組み立てマシンは、人工知能を応用しているらしい。 少しばかり人工知能を使ったソフトウェア製品に携わった者として、マシンセルの発展形には興味をそそられる。
セル方式では、流れ作業に比べ、満足度が高いらしい。 将来、人工知能が発達して、自動組み立てロボットが活躍する時代になると、ロビー(禁断の惑星)のような人型ロボットが、嬉々として活躍しているのだろうか。
キヤノンユーザーとしては、愛機の将来のためにも、「がんばれキヤノン」である。
作成: 2015年5月14日
更新: 2012年5月14日