4. サーバーにアップロード
サーバーにtDiaryとblexなどのファイルをアップロードします。
移行時の安全策として、バージョンに応じたtDiaryフォルダを使用します。 パソコンに展開したファイルをサーバーにアップロードします。
- システムフォルダ 例 /usr/local/share/tdiary313
- 起動フォルダ 例 /home/hoge/html
基本的な手順
慎重を期すならば、メンテナンス中を表示するrubyプログラムを作成し、メンテナンス中は、これを index.rb にします。
- サイトに「システム更新」、あるいは「バージョンアップ作業」の予告を行う。
- 作業開始の最初に
- バックアップの作成
- 「作業中の告知」を行う、または「メンテナンス中の画面」を表示する。
- 更新ファイルをアップロードする。
- フォルダとセキュリティなどの設定を行う。(新しくインストールする場合)
- ファイルをアップロードする。
- 設定と動作確認する。
- index2.rb(事前にindex.rbをrenameしたもの)を実行し、エラーがでないことを確認
- update.rbを実行し、設定画面が表示されることを確認
- 設定⇒基本⇒プラグイン選択 blogkitを含む、基本的なプラグインを設定する。
- 設定⇒基本⇒Blogkitカテゴリ [OK]ボタンを押す。
- 作業終了の処理
- メンテナンス表示用の「index.rb」を「_index_maintenance.cgi」などにrename
- 本来のtDiaryの起動ファイル「index2.rb」を「index.rb」にrename
- tDiaryの記事の更新テストを兼ねて、「メンテナンス告知」を「作業終了」に編集し、保存、表示が適切にされることを確認。
- その他の機能をいろいろ確認。
システムフォルダのファイルのアップロード
システムフォルダの内容をフォルダごと、サーバーにアップロードします。
例
パソコン d:\usr\local\share\tdiary313 サーバー usr/local/share/tdiary313
起動フォルダのファイルのアップロード
dot.htaccess の設定とサーバーへのアップロード
内容は、英文のみで作成します。 起動フォルダにアップロードし、.htaccessにrenameします。
設定例 (ファイルはダウンロードキットに入っています)
DirectoryIndex index.html index.rb Options +ExecCGI Options +FollowSymLinks AddHandler cgi-script .cgi .pl .rb RewriteEngine on RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule ^([0-9]{4,8})\.html index.rb?date=$1 [L] RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule ^(.+)\.html index.rb?blogcategory=$1 [L] <Files "*.conf"> deny from all </Files> <Files "_*.*"> deny from all </Files> <Files "*.rhtml*"> deny from all </Files> <Files "tdiary.*"> deny from all </Files> <Files update.rb> AuthName tDiary AuthType Basic AuthUserFile /home/hoge/.htpasswd Require valid-user </Files>
dot.htpasswd の設定とサーバーへのアップロード
サンプルファイルはありません。 .htaccessで指定した場所に保管します。 上記の例の場合は、/home/hoge/.htpasswdとして保管します。
管理者パスワードを設定します。 内容は、英文のみで作成します。 アップロードし、.htpasswdにrenameします。
login名:暗号化されたloginパスワード
- ユーザー名
- アルファベットから始まるアルファベットと数字の4~8文字程度の文字
- パスワード
- htpasswd2で検索して、パスワードを暗号化して保存する。
起動フォルダのファイル更新
更新の場合、起動ファイル index.rb を index2.rb などにrenameしておきます。 動作テスト後、index2.rbをindex.rbに戻します。
- index.rb ※更新時は事前に「index2.rb」にrenameしておく
- update.rb
- tdiary.conf
- 更新された style.css などがあれば、同様にアップロードします。
index2.rb(index.rb)とupdate.rbは、実行ファイルのpermissionにする。
データフォルダの設定 (新しくインストールする場合)
データフォルダを作成し、読み書きアクセス可能なpermissionにします。
例 /home/hoge/data/ +rwx
共通する theme と js をリンク化する
# cd /home/hoge/html # ln -s /usr/local/share/tdiary3xx/theme theme # ln -s /usr/local/share/tdiary3xx/js js
自分で作成したthemeがあれば、サーバーにもコピーしておく。
index.rdf のpermission (plugin「whatsnew-list.rb」を使用する場合)
読み書き可能なpermission に設定します。 書き込めない場合は、編集後の更新でエラー(EACCES)が発生します。